統計の数字よりも人の物語の方が効果的なことがある。

統計

人は、根拠に基づいた仕事や日常を過ごしていると、
つい「統計の数字」を重要視し過ぎてしまうが、それで本当に良いのだろうか?
ポール・スロウィッグという心理学者の「慈善団体への寄付を募る実験」を以下に記載したので、
ぜひ見ていただきたい。

■実験内容
・グループ1
ボランティアの人達に、1人の飢餓に苦しむ少女についての写真を見せて、
彼らがいくら寄付する意思があるかを調べた。

・グループ2
ボランティアの人達に、300万人もの飢餓に苦しむ子供達がいることを伝えて、
彼らがいくら寄付する意思があるかを調べた。

そして、グループ1とグループ2の寄付額を比較した。

■推測
グループ2の寄付額は、飢餓の深刻さの状況が300万人と明確な分、グループ1と同額くらいかもしくはそれ以上である。

■結果
グループ2の寄付額は、グループ1の寄付額の半分であった。

(推測とは逆の結果)

■原因
・グループ2のボランティアの人達では、飢餓に苦しんでいる人々の数があまりにも多くなってしまい、
「私にできる寄付では、大した違いを生まない。」と思い、寄付する意欲が減少した為
・300万人という統計の数字では心が動かなかったが、1枚の写真を見て物語(ご飯を全然食べれていな姿や泥水を飲んでいるような姿)を想像して、心が動いた為

もし、あなたがお金のある国から寄付を募る人道支援団体のメンバーで、「統計の数字」を過度に重要視して、
「ボランティアの人達に、300万人もの飢餓に苦しむ子供達がいることを伝える」ということだけをした場合は、
集められたはずの金額の半分程しか集めることができなかったことになってしまう。
だから、時には上記の実験を思い出して、統計の数字が常に有効だとは限らないということを思い出して欲しい。

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